S.H.R.O.S. 思弁仮説研究機構 戦略研究所 刊行物 研究員募集 お問い合わせ
S.H.R.O.S. 章
S.H.R.O.S.
思弁仮説研究機構 戦略研究所
SPECULATIVE HYPOTHESIS RESEARCH ORGANIZATION, STRATEGIC LAB

証明は仮説を殺す。世界は問われることで形を得る。

Speculative ── 検証手段の有無を問わずに仮説を立てるという意味である。この一語が当研究所のすべてを説明している。 証明できるかどうかは、仮説を検証しない理由にはならない。
当研究所は、次元と境界に関する仮説を構築し、設計し、実施する。問いは観測に等しい。

PACT-05
EST. 機構暦 ██

数字で見る当研究所

FACTS & FIGURES機構暦 二二〇年 第三十六観測週 現在
本日の実験計画 立案数
17
仮説部。前日 17 件、前々日 17 件
中止された実験
0
開所以来。差し戻しは中止ではない
発行した実験記録
4,417
結果に関わらず発行する
実証場の移転回数
3回
いずれも事故による。実験の継続は妨げられていない
演算場 稼働率
100%
常時稼働・常時発熱。停止の手順は定めていない
審査 差戻 累計
██
倫理対応課が全件を書き直して再提出する
実験に起因する区画の消滅
2区画
いずれも仮説の裏付けとなった
所在を確認できない職員
██名
捜索は行わない。捜索には観測を要するため
発行前に回収された記録
1件
第 4,416 号。発行はまだである

研究領域

RESEARCH AREAS
AREA 01

仮説の構築

次元および境界に関する仮説を立案する。検証手段の有無は立案の要件としない。採否も問わない。検証することが目的である。

仮説部
AREA 02

実証実験の設計と実施

立案された仮説のうち、実施可能なものを設計し、実施する。危険であることは実施を妨げる理由に当たらない。

実証場(第三実証場)
AREA 03

解剖と再現

異常個体および回収物を解剖し、その構造を再現する。回収個体は A.C.A.S. より引き取る。引き取りの記録は残す。

解剖研究室
AREA 04

戦略立案と作戦設計

A.C.A.S. の作戦は原則として当研究所が引く。報告書には推奨されない選択肢も同じ熱量で記載する。

仮説部・演算場
AREA 05

確率事象の解析と装置設計

確率演算装置 SECTOR-03 は当研究所の設計である。製造は VOID Tech Industries が請けた。設計に関する責任は当研究所が負う。

演算場
AREA 06

論文および実験記録の発行

結果に関わらず記録を発行する。査読は行わない。査読は仮説を殺しうるためである。

倫理対応課

お知らせ

NEWS
  • 220.36w申請実験計画 SHR-EXP-0417 第七版を提出しました(審査 未了)
  • 220.36w実施実験 SHR-EXP-0402 の実施中、第二実証場の一区画が消滅しました。区画の消滅は仮説の裏付けとなります。実験は継続します
  • 220.35w施設第三実証場への移転が完了しました。第二実証場は現在、地図上に存在しません
  • 220.35w演算演算場において、入力より先に出力が得られる事象を確認しました。原因は調査していません。調査は演算を止めるためです
  • 220.34w刊行実験記録 第 4,417 号を発行しました
  • 220.34w回収実験記録 第 4,416 号を回収しました。本記録は未発行です
  • 220.33w採用研究員(仮説部・倫理対応課)を募集しています
  • 220.32w人事職員 ██ 名の所在が確認できなくなりました。捜索は行いません。捜索には観測を要するためです
  • 220.31w設備演算場の冷却設備を増強しました。稼働は停止していません
  • 220.28w受領箱庭世界倫理委員会 通牒 第百九号を受領しました。回答を送付済みです

刊行物

PUBLICATIONS
SHR-PAP-0919
入力に先行して出力された演算結果について ── 速報
演算場 / 査読 なし / 発行日は演算日より前である
SHR-PAP-0912
観測されていない命題の、規則における地位について
仮説部 / 査読 なし / 掲載 自誌
SHR-PAP-0908
境界安定剤 STB-12 の過剰投与における再現性 ── 第三報
実証場 / 査読 なし / 掲載 自誌
SHR-PAP-0903
回収個体 ██████ の解剖所見
解剖研究室 / 査読 なし / 図版の一部を伏せる
SHR-PAP-0891
成功確率 0.34 の作戦を、実行に値するとみなす根拠
演算場 / 査読 なし / 掲載 自誌
SHR-PAP-0877
差し戻しは中止ではない ── 手続に関する考察
倫理対応課 / 査読 なし / 掲載 自誌

仮説生成装置

HYPOTHESIS GENERATOR / 試作

押すたびに一件、立案されます。

仮説部が用いている立案補助装置の公開版です。採否は問いません。検証することが目的です。生成された仮説は当研究所に送信され、その日の立案件数に加算されます。

SHR-EXP-____
押してください。
本日 立案 17 件 / 中止 0 件
生成された仮説の実施可能性については判定を行いません。判定は仮説を殺しうるためです。

研究員募集

CAREERS公募 第 ██ 号

研究員(仮説部 / 倫理対応課)

募集中 応募期限:定めない
職種研究員。配属は仮説部または倫理対応課。適性により実証場・解剖研究室・演算場へ異動する場合があります。
人員若干名。上限は定めていません。
応募資格
  • 検証手段の有無にかかわらず、仮説を立てられること。
  • 「危険であるため実施しない」という判断を行わないこと。危険であることは、当研究所において実験の価値を上げる要素として扱われます。
  • 差し戻された申請書を、内容の本質を変えずに書き直せること(倫理対応課)。
  • 報告書に、推奨されない選択肢を同じ熱量で記載できること。
提出書類研究計画書 一通。実施可能性の記載は不要です。実施可能な計画のみを提出された場合、選考の対象外となることがあります。
選考面接 一回。その場で仮説をひとつ立てていただきます。内容は問いません。
任期定めていません。実証場の移転に伴う異動があります(過去三回、いずれも事故による)。
待遇規定によります。危険等級に応じた加算があります。危険等級が未評価の案件については、評価後に遡って支給します。
安全実証場における事故は、過去三回いずれも実験の継続を妨げていません。所在が確認できなくなった職員については、捜索を行いません。捜索には観測を要し、観測は結果に影響するためです。この方針は応募前に必ずご確認ください。
備考過去三年の離職理由は記録していません。記録する手続を定めていないためです。当研究所において、倫理を欠くのは計算の結果ではなく、性向によります。この点に同意できる方の応募をお待ちしています。

施設

FACILITIES
FAC 01

仮説部

立案を行う。一日に十七件の実験計画を出す。件数は三年間変動していない。

稼働中
FAC 02

第三実証場

実施を行う。三度移転している。移転の理由はいずれも事故による。第一実証場は立入を禁止する。第二実証場は、現在、地図上に存在しない。

立入制限あり / 所在 未確定
FAC 03

解剖研究室

A.C.A.S. の回収個体を引き取り、解剖し、再現する。再現に成功した事例の一覧は公開しない。再現体の所在は個別に管理している。

稼働中
FAC 04

演算場

確率事象を解析する。常時稼働し、常時発熱している。冷却設備は増強済み。停止したことはない。停止の手順は定めていない。

稼働率 100%

箱庭世界倫理委員会 朱注 第 233 号

未承認の実験計画が公開されている点が指摘される。公開は実施ではないと理解されるが、公開により第三者が同種の実験を実施する恐れは払拭されていない。掲載の取り下げが勧告される。

──なお本勧告に対し、貴研究所より「取り下げは第八版として提出する」との回答を受領している。

※ 本頁の掲載にあたり、上記注記の併載を求められた。当研究所の見解ではない。